仕事の付き合いや気の合う仲間とちょっと一杯。
もちろんそ時の一杯とはお茶ではなくお酒を指していますが、楽しい時間のあとに襲われるのが二日酔い・・・という方も多いのではないでしょうか?
そんな時、サプリメントを始めとした様々な二日酔い解消の方法がある中、意外なことに一杯のお茶を飲むことで二日酔いが緩和されることは実は多くの人が知りません。
これを知っているとですね・・・
わざわざコンビニやドラッグストアで割高な二日酔い対策商品やサプリメントなど用意する必要ありせん!
今回、そんな二日酔いに効くお茶のお話です。
予防が難しい二日酔いは事後対応が大切!

多少でもお酒をたしなむ方ならば、一度は経験したことのあるあの忌々しい二日酔い。
できることなら予防して未然に防ぐべきですが、残念ながら盛り上がった流れでちょっと一杯・・・みたいな突然のお酒の席はどうしようもありませんよね。
というか準備万端でお酒を飲むほうが、シチュエーションとしては少ないですよね。
そんな避けられないシチュエーションを想定し、二日酔いに襲われた際にできるだけ早急に症状も軽減させる方法を知っておくのは大切なのです。これを知っているのと知らないのでは翌日の体調が大違いですよ。
そこでまずは二日酔いのメカニズムを知り、どんなお茶を、どういったタイミングで摂取すれば効果が大きいのか…という部分を知っておきましょう。
二日酔いのメカニズムと緑茶の効果
まず簡単に二日酔いの仕組みについてご説明しておきます。
そもそも体内に摂取されたアルコールは、胃腸で吸収された後、肝臓へと行き着きます。で、肝臓ではアルコール脱水素酵素の働きによってアセトアルデヒドとよばれる物質に変化します。
さらにアルコール脱水素酵素がアセトアルデヒドを分解することで、最終的には水と炭酸ガスに仕分けされて体外に排出されるのです。
この一連の流れが滞りなく進められれば二日酔いといった症状に襲われることはありません。
つまり二日酔いとは、アルコール摂取量が多過ぎるあまり、アセトアルデヒドを分解するスピードが追いつかず、分解途中のアセトアルデヒドが蓄積することで起こるといわれています。
緑茶のカフェインが分解酵素を活発化!
そんなアセトアルデヒドの分解が追いつかない状況といえる二日酔い。
ポイントはいかに効率よく体内でアセトアルデヒドを分解し、肝臓に蓄積させずに排出するか…ということになってきます。
そこで緑茶に多量に含まれるカフェインが効果が大きいことが研究によって明らかとなっています。
いわゆる苦味の成分といえるカフェイン、このカフェインは肝臓内のアセトアルデヒド分解酵素の活動を活発化させ、分解を促進させるといわれています。
緑茶のカフェインがアルコール吸収をブロック
また二日酔いになってからでは時すでに遅し…といった気もしますが、緑茶のカテキン成分は胃腸に皮膜状のものを生成し、アルコールの吸収そのものをブロックする働きもわかっています。
ちなみにアセトアルデヒドの分解を助ける茶カテキンを多く含んだお茶ほど予防効果が高いです。
というわけで、お酒の席が始まる前にペットボトル入りのお茶でも構いません。1本のお茶をバッグに忍ばせておいてください。
もちろん緑茶をたくさん飲んだからといって、必ず二日酔いを予防できるわけでも、ひどい二日酔いを途端に解消できるわけでもありません。
ただ理屈から考えても、間違いなく他の飲み物にくらべて二日酔い解消効果が大きいかと思いますよ。
まあ二日酔いになるほど深酒しないことが確実な予防策なのですが・・・。
二日酔いになった場合の解消法

二日酔いの場合、利尿作用によって多くの場合は脱水症状気味になっているはず。
そこで何も考えずに水分ばかり摂取したところで二日酔いが解消するものではありません。
中には冷たいお水やお茶を目一杯飲んでしまう方もいますが、冷たい飲み物は胃腸を刺激し、嘔吐を催す場合もあります。
また不足しているのは水分だけではありません。
水分と同様に多量のミネラル分も不足した状態なのです。なので弱った胃腸に刺激を与えず、効率よく多量のミネラルを効率よく摂取できるお粥やスープといったももで補給するのがお勧めです。
薬局やコンビニでシジミ成分のサプリやウコンを購入して飲酒する方もいます。
ただ結局はあの手のサプリメントも、どこまで予防効果・アルコールをブロックする効果があるかは微妙な部分もあります。
なら科学的にも証明できる緑茶の方が、いくらか気持ち的にも予防効果が大きいかと思いますよ。