【高濃度茶カテキンでダイエット】は本当にダイエット効果・メタボ解消効果があるのか?

ここ数年、ペットボトル入りのお茶の業界をもっとも賑わした商品といえば

高濃度茶カテキンをウリにしたヘルシア等の特定保健用食品(トクホ)の緑茶ではないでしょうか?

他にも黒烏龍茶ダイエットプーアール茶など様々な特定保健用食品のお茶が登場しましたが、一昔前よりもテレビCM等でも積極的に「高濃度茶カテキン」というフレーズが頻繁に登場することで世間でも急速に浸透したようです。

ですが一方で曖昧な部分も。

  • この高濃度茶カテキン、一般的に緑茶に含まれる茶カテキンとは何がどのように違うの?
  • そして高濃度茶カテキンは本当にダイエット効果が大きく、メリットばかりでデメリットは無いの?

といった部分、じっさいにどうなんでしょうか。

そこで巷で話題の高濃度茶カテキンのメリット・デメリットを始め、どういったタイプの方におすすめできるのか…という部分を考えてみたいと思います。

通常の数倍の茶カテキンを含む高濃度茶カテキン飲料

さて。まずは高濃度茶カテキン飲料と普通の茶カテキンを含む緑茶を比較してみましょう。

高濃度茶カテキン飲料でもっともメジャーな商品といえる定番中の定番。

特定保健用食品のヘルシア緑茶に含まれる茶カテキンの量が「540mg/500mlあたり」だといわれています。

一般的な市販のペットボトル入りの緑茶が、以下のような数字という事を考えれば、断トツに茶カテキンを多く含んでいることがわかりますね。

最近は濃い目の緑茶がちょっとしたブームということもあって、濃い目の緑茶にはそこそこの茶カテキンが含まれてはいますが、それでも高濃度茶カテキン飲料には及びません。

商品名 茶カテキン含有量(500mlあたり)
 伊右衛門 180mg
 生茶  246.7mg
 伊右衛門(濃い目)  360mg
 おーいお茶(濃い目)  400mg
 ヘルシア緑茶  540mg

高濃度茶カテキンの1日の有効摂取量は1日500~600mgだといわれている

ではこの高濃度茶カテキン、たくさん摂取すればそれだけダイエット効果が大きいのか?

と考えるかたもいるかもしれませんが、多く摂取すればダイエット効果が大きいというものでもありません。

というのも、医学的にも茶カテキンの脂肪吸収抑制効果に必要とされる1日の有効摂取量とされる数字がはっきりと決っているためです。

ちなみに茶カテキンの場合は1日に約500~600mgm程度が有効摂取量とされています。

つまり特定保健用食品のヘルシア緑茶の茶カテキン含有量は、茶カテキンの脂肪吸収抑制効果や体脂肪低減効果の基準を十分に満たしているといえます。

逆に過剰に茶カテキンを摂取し続けることは、思わぬ副作用や機能障害をもたらす可能性もあるため、ヘルシアのパッケージの注意書きには「1日一本を目安に…」と記載されているようです。

そもそも高濃度茶カテキン、茶カテキンってどんな成分なの?

当サイトでは他の個別ページでも茶カテキンに関しては解説しています。

【緑茶で血圧上昇をおさえる!】茶カテキンで高血圧症を予防する
生活習慣病の中でも代表的な症状といえる動脈硬化や脳卒中(脳出血や脳梗塞)、そして心筋梗塞。これらの重篤な症状に大きく影響を与えているのが、 ...

詳しくは上記のページを参考にしてもらうとして、この場では簡単に茶カテキンという成分についてご説明しておきます。

そもそも茶カテキンとは、日本人にとってもっとも親しみのあるお茶である緑茶に多く含まれるポリフェノールの一種のこと。

ポリフェノールといった成分は赤ワイン等にも多量に含まれる成分。もしかしたらワイン等の成分としてご存知のかたも多いのではないでしょうか?

主に抗酸化作用、抗がん作用、ここ数年の研究では循環器系疾患のリスクを低減させたり認知障害を予防する効能も認められているようです。

そんなポリフェノールの一種である茶カテキンは、中でも脂肪吸収の抑制効果が大きく、体脂肪の低減効果の大きな成分としてメタボ予防やメタボ解消に非常に有効だと飲料メーカーが目をつけたのですね。

一定量の茶カテキンを一定期間にわたって継続的に飲み続けることで、ハードな運動や長時間の有酸素運動を行わずとも効率的に消費エネルギーを増やすことが確認されています.

もちろんメタボ対策や肥満解消だけでなく、茶カテキンには他にも様々な効果・効能が期待できるといわれています。以下にまとめておきますね。

茶カテキンの主な効果・効能

発がん抑制作用・抗腫瘍作用・突然変異抑制作用・抗酸化作用作用・血中コレステロール低下作用・血圧上昇抑制作用・血糖値上昇抑制作用・抗菌作用・抗インフルエンザ作用・虫歯予防作用

茶カテキンは肝臓や筋肉の活動をサポートする!

具体的な効果としては、脂肪の吸収を抑制する以外にも、肝臓や全身の筋肉の脂質代謝(脂肪をエネルギーとして代謝すること)を活発化し、その結果他のグリコーゲンやブドウ糖に先立って体脂肪を燃焼します。

簡単にいってしまえば脂肪を優先的に燃焼させることで、体脂肪全体を低減させるのが茶カテキンの主なメカニズムだといえます。

高濃度茶カテキン飲料がおすすめの肥満タイプとは?

こういった脂肪吸収の抑制、脂質代謝の活発化という効果の高濃度茶カテキン飲料。上記のような特徴から以下のような肥満タイプにお勧めできるでしょう。

  1. 肉料理やこってりした食事の多いメタボの方
  2. 多少の運動は仕方ないが、本格的な有酸素運動や筋トレは続かない…というメタボの方

とはいえ、いくら効果のある高濃度茶カテキン飲料でも、薬のような即効性や激的な変化が期待できるものでもありません。

いくら脂質代謝を活発化させて体脂肪を効率的に燃焼させる状態に変化しても、まったく運動を行わなければ脂肪燃焼しようにもできません。

また脂肪吸収の抑制効果があるからと、必要以上にハイカロリーの暴飲暴食を続けていれば茶カテキンの効果など期待できません。

根本的に今の食生活や運動不足を見直す努力は必要となってきます。

あくまでも食生活や運動不足の見直しを行なった上で、それらの効果をサポートするのが高濃度茶カテキン飲料の正しい利用方法といっても良いかもしれません。

高濃度茶カテキンによる副作用やデメリットとは?

では、打って変わってここからは高濃度茶カテキン飲料の副作用やデメリットについてお話しておきます。

実はメタボ予防やメタボ対策に非常に効果が大きいとされる高濃度茶カテキンですが、残念ながら一部では副作用の声も少なくありません。

過去にカナダにおいて、日本のヘルシアに含まれている茶カテキン成分と同じ茶カテキンを含んだ商品の摂取によって肝機能障害を起こした事例が続発しているのです。

それ以降、カナダでは販売中止、アメリカでは注意書きを添えた上で販売されています。日本国内ではコンビニで何の注意書きもなく手軽に購入できるヘルシアですが、場所が変われば取り扱い方法も違うのです。

もちろんヘルシアを飲用して肝機能障害が起こったわけではありません。

ただ同じ高濃度茶カテキン飲料、高濃度茶カテキンサプリメントで起こった事例・・・何の因果関係も無い…というのも考えにくいというのが正直なところかもしれません。

なので僅かながらですが高濃度茶カテキンにも、ちょっぴり副作用のリスクもある・・・という部分は頭の隅に置いておいてください。

脂肪吸収・脂質代謝アップの効果による副作用

そもそも摂取するだけで、肝臓や筋肉の脂質代謝を上げるのが茶カテキンの主な効果です。

こういった作用があれば、その裏に何らかの副作用があるのが当然といえるかもしれません。

例えば心拍数の上昇やアドレナリンの過剰分泌による自律神経のバランスの乱れ、下痢や血圧の上昇…と自覚症状は無いものの、何らかの副作用はでている可能性も無くはないのです。

もちろんメタボ予防やメタボ解消のために生活習慣に高濃度茶カテキン飲料を取り入れることは間違ってはいません。

ですが「高濃度茶カテキン飲料を飲んでいれば安心…」と盲信せずに、こういった解明できていない部分もあることは少なくとも知っておくべきかもしれませんね。

市販のペットボトルの緑茶じゃちょっと・・・という場合、ネット通販では高濃度茶カテキンにこだわった緑茶・紅茶も多数販売されています。

ぜひメタボはもちろん、内臓疾患が心配な方は緑茶習慣を始めてもらいたいものです。

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